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水彩印象画で描く鎌倉

先日放送されたNHK番組”鎌倉DAYS”では『鎌倉LOVEの13人』の中の一人として出演させていただきましたが、鎌倉といえば皆さんどんなイメージが浮かびますか。

鎌倉は古都三都のうちの一つですが、京都や奈良のような貴族の雅な雰囲気ではなく、武芸に励み自給自足で暮らしていた武士たちの、質素で飾り気がなく誠実でたくましい文化だったようです。そんな鎌倉の風景は大胆に描く水彩印象画ともよく合います。

水彩画を描く時は水の動きや対象の空気感に気を配ります。空気の凹凸に触れるような感覚や、輪郭が溶けて馴染んでいく感覚です。具象から抽象に入る中間の辺りを描くようなつもりでいます。

鎌倉は数多くの文豪たちが住んでいた場所、ジャズが聴けるお店、海の見えるレストラン、狭い路地に佇むカフェなど、ただ歩いているだけで感性をくすぐられる街です。これからも何度も描いていきたいと思います。

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